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2009年4月25日土曜日

12人の優しい日本人


2009年5月21日、裁判員制度が施行され
る。














今更ではあるが、
あと1ケ月で施行されるこの制度を考えてみる。


裁判員制度とは、抽選で選ばれた人が
裁判官とともに裁判を行う制度のことである。

司法の場に常識を反映させるために作られたそうだ。

裁判官はそんなに常識がないのだろうか?














この制度が導入されると、

私たちの生活はどのように影響するのだろうか。

難しい事はよくわからないため、
現金な話から考えてみよう。

日当は約1万円。

各裁判所の裁量に委ねられているらしい。

ただし、正当な理由なく出廷しなかったら、
10万円以下の科料が課されるようだ。

「日当1万円もらって、科料10万円を払う。」

そんな馬鹿げた話もあるかもしれない。


中には忙しい人もいるだろう。















急な仕事が入る
かもしれない。

そんな時、誰が責任(10万円)を負うのだろうか。

他にも、まだまだ問題はある。

ちなみに、自分の意見を言わなかった場合も
科料になる可能性があるようだ。















人には向き不向きがある。

人前に立つと緊張※1して話せなくなる人もいる。

抽選で指名することは問題があるかもね。

それでも、私はこの制度に賛成である。


議論により、一つの結論を導きだすプロセスは
民主主義の基本だからだ。

少しネコかぶってた。(ネコかぶり)

ただ単に、下世話な話が好きなだけだ。

でも、ネタになると思ってうっかりブログに
秘密を書いてしまったら、最高50万円の罰金だ。

裁判員制度、恐るべし!!


よく比較されるが、陪審員制度との大きな違いは、
有罪・無罪だけでなく、刑の重さなども決めるところだ。

この責任は想像以上に重大だ。

2号:「話し合いましょーよー。」














果たして、この言葉を言える人間が
どれだけ存在するだろうか。

私の経験では、結論を出せずに、
どっちつかずの意見になることが多い。

8号:「むぅーーざい!」

7号:「たとえ有罪でも無罪だ!!」

こんな意見が巻き起こったら、議事進行は難しい。

評決不一致だ。

中には、ダヨーンのおじさんを描いて、
気分を落ち着かせている人もいることだろう。

1号:「今度、ダヨーンのおじさん描いたら没収します!」














陪審員は原則12人で構成されるが、
裁判員はたったの6
人である。

でも、「3人寄れば文殊の知恵」という言葉がある。

倍の人数がいれば、
きっと素晴らしい結論に至ることだろう。

議論に熱中しすぎて、
冷めたピザ※2にならないように・・・。

今後、6人の優しい日本人※3に期待したい。




ンジャエーーーール!!

≪イソジンのよく解る用語解説≫
※1 人前に立つと緊張・・・
   プレゼンをする時、妙に緊張する。
   特に、質疑応答の時は頭の中が真っ白になる。
   詳しくは「逆転裁判」をご覧ください
※2 冷めたピザ・・・
   何をしても食べられないもの。
   まれに、小渕元首相のことも言う。(類似語:ボキャ貧)
※3 12人の優しい日本人・・・
   三谷幸喜の戯曲の映画化作品。
   十二人の怒れる男のパロディ。
   日本にも陪審員制度があったらという法廷劇。




(注)ISOJIN Blogはフィクションです。実在する人物、団体、事件には関係ありません。全ての判断は読者であるISOJINマニアの皆様に委ねられています。

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